Tha House of Rhyme'n Flow II
Black Music、Movies, American Idol & Jet Li
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めぐみ

Author:めぐみ
HipHopとR&Bを愛する二児の母。
たまに映画レビューなんかも。

アリーヤ目当てで「ロミオ・マスト・ダイ」を見たのになぜかジェット・リーにハマり、激萌え継続中。HipHopとKungFuはどこか似てる。

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***American Idolは、Fox Japanで見ています。アメリカで見ている方の結果ネタバレ等はご遠慮願います。

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ドキュメンタリー 「Welcome to Death Row」
■シュグ・ナイト成功の裏話■
20050907100548.jpg
Welcome to Death Row
(2001年)

監督: レイ・サヴィジ
出演:ドクター・ドレ、スヌープ・ドッグ、トゥパック・シャクール、マリオン・“シュグ”・ナイト他

お勧め度:☆☆☆☆

昨年、劇場公開されたドキュメンタリー映画です。

【概要】
1993年、ギャングスターラップという過激なスタイルでヒップホップ業界に殴りこみをかけたデス・ロウ・レコーズ。ドクター・ドレ、スヌープ・ドッグ、トゥパック・シャクールらビッグスターらが所属するこのレーベルには血と犯罪の噂が耐えなかった。その噂の数々はメディアに大々的に取り上げられ、さらにその残虐で暴力に溢れる歌詞の内容に市民団体は異論を唱え、政府も難色を示した。
90年代ヒップホップシーンで最も危険なレーベルと恐れられたデス・ロウ・レコーズの実態を、所属アーティスト、マネージャー、関係者達が語り、当時のヒップホップ界の全体像をあぶり出していく。

【感想】
まず始めに、タイトルのリンク先(Tower)に、「2Pac死亡の真相に迫る!」と書いてありますが、これは正しい情報ではありません。主役はあくまでもSuge Knight。彼がどうやってのし上がったかがストーリーの主軸になっています。2Pacについては後半の2章を割いてるくらいで、殺害の首謀者が誰だとか、事件の真相を探る内容ではありませんので、これから見る方はご注意くださいね。
(最近はこういう煽り文句が多くて困ります(^^;)。)

冒頭に「デスロウ・レコードとルースレス・レコードは、この映画への音楽の提供を拒否している」という文が登場します。そのため、Death Row全盛期の話なのに、The ChronicDoggy StyleAll Eyez on Meといった代表的なアルバムの収録曲が一切流れないのが残念です(>_<)。

全て、関係者のインタビューで構成されているドキュメンタリー。多く登場したのは、Allonzo WilliamsJay Kingといったレコードプロデューサーや、デスロウの宣伝広報を担当した元・社員など。割と淡々と展開していきますので、Death Rowに興味ない人には退屈かもしれませんが、私としてはけっこう面白かった。

刑務所に出入りしていたDreをEasy Eが保釈金を払って救った話や、N.W.Aの結成から分裂、シュグ・ナイトがBobby Brownのガードマンだった話、Vanilla Iceを脅かした話など、興味深いエピソードがいろいろありました。

音楽の使用は拒否しているものの、シュグ・ナイト本人もインタビューに登場しています。
(撮影したのがいつかはわかりません。)
この人の印象は「とにかく怖い」だったんですけど、意外にも落ち着いた話し方で、スラングもあまり使っていませんでした。実はゲットー育ちではなく、大卒のインテリだとか。最初の頃はおとなしかったのが、権力を手に入れるにつれ、本物のギャングみたいになっていったそうです。

服役中のコカイン密売人Michael "Harry O" Harris(撮影時も服役中らしく、電話インタビューで登場)に資金を提供してもらい、彼のアドバイスの上にビジネスを始めたのに、最終的には支払いも拒否するという恐ろしいまでのしたたかさ。確かにずる賢いイヤな奴かもしれないけど、その立ち回りの巧さとか人の利用の仕方は、すごいな・・・と。(結局マイケル・ハリスへの支払の件は、奥さんのリディア・ハリスが訴えを起こし、今年になってからシュグは支払命令を受けたそうです)

それに比べると、Dr. Dreのことを悪く言う人は誰もいませんでした。
彼は「真のアーティスト」で争い事に巻き込まれるのが嫌い。音楽を作ることに没頭できる環境があり、正当な支払いが成されればそれで満足な人みたいです。

後半は東西抗争のお話。
口火を切ったのはやはりシュグ・ナイトだったんですね。NYでのアワード会場で、西海岸勢が歓迎されないことに腹を立て、Snoopや2Pacも加担してしまったということらしいです。メディアが煽ったのはもちろんのことですが。
2Pacはシュグの入れ知恵で過激な発言を繰り返したとも言われますが、東西抗争を激化させることの狙いはいったい、何だったのでしょう?「話題づくり」というにはあまりに過激すぎ、代償も大きかったですよね(涙)。


2Pacが亡くなり、Dreが離脱したこともあり、Death Rowは急速に崩壊していきます。シュグ・ナイトもいくつかの事件で起訴され、ついに実刑判決となります。
長年のパートナーだった敏腕弁護士David Kennerが付いていながら、なぜ実刑となってしまったのか・・と、今度は弁護士側からの裏切りがあったと思う人もいるようです。まさに「食うか食われるか」の世界ですね(^^;)。
いちばん近くにいた人が実は自分の味方ではなかった・・・というケースが多すぎます。この業界にいると、人間不信になりそうで怖いです。

他に登場するアーティストとしては、Nate DoggやシンガーのJewellなど。Jewellの歌声は素晴らしいと思うんですが、今は歌手として活動してないのかな?

印象に残ったのが、特典のインタビューでの言葉。
「デスロウでいちばん儲けたのはInterscopeの創始者であるJimmy IovineTed Fields」だそうです。
やっぱ最後に笑ったのは白人・・・ってことで(>_<)。


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